彼方は、先生だけど旦那様。
今日は初回ということで
授業という授業はないみたいです。
……が、
「では今日はクラスの親睦を
深めるために班対抗、借り物競争を
しましょう!」
か、借り物競争なんてするですか?
薫先生の発言に
クラスの皆もざわつきだしました。
「借り物競争なんてするんだね!
ふふっ。楽しそう。」
「あ、うん!
楽しそうだよね。」
話しかけてきたのは、
私の後ろの席の女の子でした。
綺麗な茶色のカールのかかった髪に
綺麗な青色の瞳。
本当にお人形みたいに綺麗です。
薫先生がまだ話している途中でしたが、
私はその子とひそひそ話し続けました。
「私は、グリフィス・愛里爽(ありさ)!
貴方は??」
「わ、私は愛ノ瀬・れんれ…、」
…ん?
これって鷹峯って答えるべきなんでしょうか…。
いや、でもまだ籍は入れてないですし
周りの方々には結婚する事内緒にするみたいですから愛ノ瀬のままでいいですよね。汗
「ん?どうかした?」
「いやいや!何にもないよ!
私は、愛ノ瀬・恋々!」
「恋々!!
よろしくねっ。仲良くしよっ。」
「うん!愛里爽さん!」
「えー愛里爽でいいよ。ふふっ。」
「じゃあ、あ、愛里爽!!」
「うん!それで良しっ。」
「そういえば、愛里爽って
ハーフだよね?」
「ザッツライト!
パパがイギリス人なの。」
「そうなんだ!!」
私にお友達ができた模様です。
しかもすんごく美人で…。
陽気で明るい。
…良かった!!!
「そこ、さっきからうるさい
ですよ。」
心の中では笑っていないだろう笑顔の
薫先生に注意されてしまいました。汗
「そーりー!」
「す、すみませんでした…。」
明るいテンションのまま返す
愛里爽とは裏腹に暗くなってしまった私の返事。
薫先生と目も合わせれません。
…だってまだ慣れないです。
家では旦那様なのに学校では先生で…。
それに、家ではあんなに素をさらけ出してくれた人が今はもう偽りの仮面を
かぶっていて。
正直、どう接していいのか
まったくわかりません。
…でもこれだけはわかります。
学校では私と薫様は
先生、生徒。
これ以上の関係にはなり得ません。
そう、ただの先生、生徒。
そう考えた時に私の心臓が
締め付けられたのは、
薫様を愛し始めたからでしょうか…。
「おーい!聞いてる?
れんれーん?」
「えっ!あ!な、なにっ?!」
考え事をしてて愛里爽の声に
気づきませんでした。汗
「借り物競争もう始めるってさ!
ちなみに私と恋々一緒の班だよっ。」
「え!もう始まるんだ!
私ルールちゃんと聞いてなかった…。」
「大丈夫!私が説明してあげる。
それより早くグラウンド行こ!
そこからスタートだって!」
「うん!わかった!」
授業という授業はないみたいです。
……が、
「では今日はクラスの親睦を
深めるために班対抗、借り物競争を
しましょう!」
か、借り物競争なんてするですか?
薫先生の発言に
クラスの皆もざわつきだしました。
「借り物競争なんてするんだね!
ふふっ。楽しそう。」
「あ、うん!
楽しそうだよね。」
話しかけてきたのは、
私の後ろの席の女の子でした。
綺麗な茶色のカールのかかった髪に
綺麗な青色の瞳。
本当にお人形みたいに綺麗です。
薫先生がまだ話している途中でしたが、
私はその子とひそひそ話し続けました。
「私は、グリフィス・愛里爽(ありさ)!
貴方は??」
「わ、私は愛ノ瀬・れんれ…、」
…ん?
これって鷹峯って答えるべきなんでしょうか…。
いや、でもまだ籍は入れてないですし
周りの方々には結婚する事内緒にするみたいですから愛ノ瀬のままでいいですよね。汗
「ん?どうかした?」
「いやいや!何にもないよ!
私は、愛ノ瀬・恋々!」
「恋々!!
よろしくねっ。仲良くしよっ。」
「うん!愛里爽さん!」
「えー愛里爽でいいよ。ふふっ。」
「じゃあ、あ、愛里爽!!」
「うん!それで良しっ。」
「そういえば、愛里爽って
ハーフだよね?」
「ザッツライト!
パパがイギリス人なの。」
「そうなんだ!!」
私にお友達ができた模様です。
しかもすんごく美人で…。
陽気で明るい。
…良かった!!!
「そこ、さっきからうるさい
ですよ。」
心の中では笑っていないだろう笑顔の
薫先生に注意されてしまいました。汗
「そーりー!」
「す、すみませんでした…。」
明るいテンションのまま返す
愛里爽とは裏腹に暗くなってしまった私の返事。
薫先生と目も合わせれません。
…だってまだ慣れないです。
家では旦那様なのに学校では先生で…。
それに、家ではあんなに素をさらけ出してくれた人が今はもう偽りの仮面を
かぶっていて。
正直、どう接していいのか
まったくわかりません。
…でもこれだけはわかります。
学校では私と薫様は
先生、生徒。
これ以上の関係にはなり得ません。
そう、ただの先生、生徒。
そう考えた時に私の心臓が
締め付けられたのは、
薫様を愛し始めたからでしょうか…。
「おーい!聞いてる?
れんれーん?」
「えっ!あ!な、なにっ?!」
考え事をしてて愛里爽の声に
気づきませんでした。汗
「借り物競争もう始めるってさ!
ちなみに私と恋々一緒の班だよっ。」
「え!もう始まるんだ!
私ルールちゃんと聞いてなかった…。」
「大丈夫!私が説明してあげる。
それより早くグラウンド行こ!
そこからスタートだって!」
「うん!わかった!」