彼方は、先生だけど旦那様。

「でね!それでねっ!…………って、
恋ちゃんちゃんと聞いてる??」


…はっ!!!


じ、自分の世界に入ってしまっていました汗汗

「ごごごごめんねっ!聞いてなかった…泣…」

わ、私としたことが……。

「んもうっ、相変わらずだねっ恋ちゃんはっ。どっか抜けてるっ。」

「あははっ。なにそれっ。抜けてないよ?私はっ。」

なんだかこの感じ懐かしいなあ…。

「いや、抜けてるよ。いろんなことに鈍感だしさっ。」

ふふっと笑いながら話す颯君。

「え??鈍感でもないよっ。どっちかっていうと鋭いと思う〜。」

なんてどうでもいい会話を楽しんでいたその時、


「…いや、鈍感だよ。恋ちゃんは。」


さっきまでの颯君の柔らかい声が急に低くなりました。

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