彼方は、先生だけど旦那様。

その言葉に頷くと、
薫様が静かに話し出しました。


「本当は…
恋々には僕のそばにずっと居てほしい
って思ってた。
けど、僕達って無理矢理結婚させられる訳で…。

恋々はまだ若いし、
これからが楽しい時期だから
僕の勝手な気持ちで恋々を縛りつけたくないって思った。

それに…。

恋々は、風波颯太のことが
好きなんだと思ったから。


だけど、僕と結婚する事は変えられない運命だから。

だから、気持ちだけでも
自由にさせてあげたかった。

そう思っていたのに、
いざ恋々と風波颯太が一緒に居る所を
見るとモヤモヤしてイライラして…。

ははっ、大人気ないけどな。

しかも先生なのに。



















…で、長くなっちゃったけど
結局は、

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