彼方は、先生だけど旦那様。

理由は、経営の危機から。
最近着物の需要が減少してきているとかでお母様とお父様が話し合っていたのが思い出されます。
そこで、その危機を救おうと立ち上がっていただいたのが…
そう、私が嫁ぐ先、鷹峯家です。
鷹峯家の社長である、ハルヒト様が
私の呉服屋との合併を提案してくださったのです。
それと引き換えにと、
私はまだ、顔も歳も知らない社長ハルヒト様の息子、薫様のところへ嫁ぐ…
ということになったのです。
もちろん、私はまだ15歳ですので、
16歳になる4月13日を通り越してから
正式な結婚式は開らかれます。
それまでは鷹峯様の御家で花嫁修行をさせていただくみたいです。



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