彼方は、先生だけど旦那様。

「あっ…ご、ごめんなさい!急にっ。
そこまで考えて下さっていたことが
とても嬉しくてっ…。」


「そんなあっ!当たり前じゃないのっ。
薫の大切な奥様だものっ。」




ー当たり前



そう行ってくれたのが本当に嬉しくて。
ますます視界がぼやけます。

その時一瞬視界に入った薫様の顔が
少し微笑んで見えたのは、
涙で視界が歪んでたせいでしょうか…。
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