プラチナブロンドに愛されて!!
「こちらが式場になります」
ウェディングドレスでキリスト教式とのご要望でそちらの式場にご案内。
ガラス越しに太陽が射し込み白い壁や床が綺麗に輝いていて結構広い式場なのでゆったりした空間が得られる。
「素敵ですね」
辺りを見回す竹下様の目が輝いて…
「祭壇の前にどうぞ」
冬真が二人を祭壇に案内する。
余計な説明は一切しないで聞かれたことのみ答え後は二人に雰囲気を味わってもらう。
ここであれこれ細かく説明をする人もいるけど冬真はそれをせず側に立ち二人を見つめている。
うん、そうだよね。
今この空間を感じてもらいたいよね。
いくら商売(?)だとはいえ結婚の場合はあれやこれや急かさず二人に決めてほしいからべらべら営業トークをする係りの人は私は苦手。
選ばされるんじゃなく選んでもらいたいもの。
私の考え方と冬真の考え方があっているようでちょっぴり嬉しい 。