プラチナブロンドに愛されて!!
式場を後に次は披露宴会場へ。
招待人数によって部屋はまちまち。
おおよその人数を聞いているのでそのサイズの部屋へ。
この会場も窓が大きく取ってあり見張らしもよく明るい。
今はテーブルが並んでるだけの部屋だけど披露宴にはこうなるとi Padでシュミレーションを見てもらう。
「新郎様新婦様のご要望に出来るだけ添えられるようにさせて頂きたいと」
「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」
近藤様に言われて
「当ホテルでよろしゅうございますか?お返事は急ぎませんので 」
あまりにもスムーズに決まり冬真の方が焦っている。
「いや、初めからこちらにお願いしようと思ってたんです。な」
「えぇ。白城さんに勧めて頂いて私達もネットやパンフレットで調べておおかた決めていたんです。それで今日下見に来て白城さんと佐倉さんの丁寧な説明にここでしたいと。それに無理なお願いを聞いて頂いてるのはこちらなのに嫌な顔せず一生懸命配慮して頂いてるんですもの」
「あぁ」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
冬真がいきなり立ち上がって『これでもか』というくらい深々とお辞儀を。
それを見て私も急いで立ち上がり
「ありがとうございます。誠心誠意やらせて頂きます」
「いえ、こちらこそよろしくお願いします」
近藤様と竹下様も立ち上がって深々と。
「フッフフフ…」
「ハハハ…」
竹下様と近藤様が急に笑いだし、私と冬真もつられるように
「ハハハ」
「フフフ…」
披露宴会場に四人の笑い声が響く。