プラチナブロンドに愛されて!!
「琴、煩い」
口を塞がれる。
「誰も他にいないからいいけど」
『離せ』ともがいてると漸く手が離れて
「行くよ」
「行くって」
「琴の部屋は505だよな」
な、何か嫌な予感。
確か隣の部屋って空いてたような…
エレベーターに乗せられ5階のボタンを押し
「俺の部屋は506」
「……」
やっぱり!
嫌な予感は当たった。
「今日引っ越して来たんだ」
エレベーターを降りて
「此所が俺の部屋」
506号室を指差した。
「……」
「此方が琴の部屋」
隣の505号室を指し示す。
「隣だからよろしくな」
「……」
「ま、いずれは一緒に住むんだけど」
「……」
「琴?」
「ありえな~い!!」