プラチナブロンドに愛されて!!
第二章
RuRuRuRu
う~ん
RuRuRuRu
煩い!
RuRuRuRu
何なのよ?
手探りで携帯を取って
掛けてきた相手の名前が表示されてない。
あ、切れた。
悪戯かしら?
携帯を枕元に置いて再び布団を…
RuRuRuRu
また?
RuRuRuRu
悪戯でも文句の一つも言ってやらないと。
取ると
「琴、遅い」
「……」
この声は
「冬真?」
「ん、おはよ。あ、もしかしてまだ寝てた?」
時計を見るとまだ7時10分
「寝てました。今日はお休みだから」
「悪い悪い。でも鎌倉に帰るんだろ?」
「……」
何で知ってんのよ?
てか
「私の携帯の番号」
「将兄に聞いた。携帯番号と鎌倉に帰るのも」
「将兄にって家にいた?」
「いや、病院に会いに行った」
「そうなんだ」