プラチナブロンドに愛されて!!



「あ~美味かった。ごちそうさん」

「お粗末さまでした」

「これから楽しみだな」

「うん?」

食器を洗いながら

「毎朝、琴と一緒に朝飯食えるなんて」

「……」

一瞬、私の手が止まった。

「は、はぁ~?」

今、冬真は何を言った?

ちゃっちゃと洗い物を済ませ

「冬真、私毎日あんたの朝御飯なんか作らないわよ。てか何で作らなきゃなんないのよ?」

「琴が出来ない時は俺が作るから。ほら、ずっと自炊してたからそこそこ作れるよ俺」

「いや別にあんたに朝御飯作ってもらおうなんて考えてないから 」

「でも朝御飯は大切だよ。一日の始まりだからね。ほら『朝御飯は金』って言うじゃない」

「……」

ニコニコ笑いながら話すプラチナブロンド。

何か…会話が噛み合ってない気がする。


< 44 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop