プラチナブロンドに愛されて!!
「あ~美味かった。ごちそうさん」
「お粗末さまでした」
「これから楽しみだな」
「うん?」
食器を洗いながら
「毎朝、琴と一緒に朝飯食えるなんて」
「……」
一瞬、私の手が止まった。
「は、はぁ~?」
今、冬真は何を言った?
ちゃっちゃと洗い物を済ませ
「冬真、私毎日あんたの朝御飯なんか作らないわよ。てか何で作らなきゃなんないのよ?」
「琴が出来ない時は俺が作るから。ほら、ずっと自炊してたからそこそこ作れるよ俺」
「いや別にあんたに朝御飯作ってもらおうなんて考えてないから 」
「でも朝御飯は大切だよ。一日の始まりだからね。ほら『朝御飯は金』って言うじゃない」
「……」
ニコニコ笑いながら話すプラチナブロンド。
何か…会話が噛み合ってない気がする。