プラチナブロンドに愛されて!!
「送ってくれてありがとうね」
鎌倉の家に着いて
「琴、俺ん家に寄ってかない?今日はみんないるみたいだし」
へぇ~全員集合してるのか、珍しい。
「昼から行くよ。やっぱり先に家に顔出さないとね」
「ん。じゃあ3時のお茶の時間に。祖母ちゃん喜ぶ」
「うん、そうだね」
「じゃあ」
「うん、ありがとう」
冬真と別れて
「ただいま」
「あら、おかえり。早かったのね」
「うん、冬真に乗せてもらった。あ、お母さんこれお土産」
「ありがとう。ロールケーキね」
「うん。お父さんとお兄ちゃんは病院?」
「えぇ。二人とも夕方には帰ってくると思うけど」
「そっか」
「どうかした?」
お母さんの淹れてくれたお茶を飲みながら
「ううん」
お兄ちゃんに冬真のことを聞きたいんだけど晩でいいか。