プラチナブロンドに愛されて!!



「で、探していたみたいで、なら琴の隣が空いてると将貴が言ったのよ」

「……」

「冬真ちゃんも琴の隣ならいいって。佐倉の家も喜んでたわ、琴の隣なら安心だって」

いや、私が安心じゃないと思いますが。

「でもなんで冬真が帰ってくること教えてくれなかったの?」

一週間前に帰ってきて決めた話しじゃないわよね。

「ごめんね。冬真ちゃんが琴を驚かしたいから内緒にしてくれって」

いくら内緒にって言われても…

ま、うちの親も面白がったに決まってるわ。

その証拠に

「驚いた?」

なんて嬉しそうに聞いてくるんだもん。

「そりゃ驚きました」

まさか『結婚』とか冬真が言ってるなんてうちの家族も佐倉一家も知らないもんね。





< 51 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop