プラチナブロンドに愛されて!!
「琴ちゃん、久しぶりね」
「先生、ご無沙汰してすみません」
お茶室で冬馬のお祖母ちゃんにお茶を点ててもらいながら
「本当に琴ちゃん暫く見ないうちにまた綺麗になって。ね、弥生さん」
「そうですね。琴ちゃんもすっかり女らしくなって」
弥生さんとは冬真のお母さん。
お祖母ちゃんの助手としてお茶お花を教えているけど本業はホテルの女将さん。
ほんと、弥生おばさんは忙しいのよね。
もちろん大女将の先生も。
「はい、どうぞ」
「お点前頂戴致します」
三口半で飲みきり
「結構なお点前でございました」
隣で冬真も正座してかしこまって一服頂いている。
このぴんとした緊張感がやっぱり身が引き締まるって言うか…好きなんだよね。