プラチナブロンドに愛されて!!



「お、おじさん、ご無沙汰してます」

頭はパニクってるけど、おじさんに救いを求めるように、すがるような目で…

「どうした?そんなに色っぽい目で見て」

は、はぁ?

「琴ちゃん、僕に惚れたか?」

へ、へっ?

「琴、浮気すんなよな」

は、はぁ?

おじさんと冬真の間を私の視線がキョロキョロする。

「親父も親父だ。琴は俺んだから間違っても取るなよ」

「……」

開いた口が塞がらない。

いつ私が冬真の物になったのよ?

「冬真、口を慎みなさい。琴ちゃん恥ずかしがってるわよ」

弥生おばさん、恥ずかしがってるんじゃなく呆れてんですけど。

「琴ちゃんは本当に可愛いわね」

先生まで!

頭がぐるぐる回って…

「琴!」

「琴ちゃん!」

「どうした?」

私はその場で倒れた。




< 57 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop