プラチナブロンドに愛されて!!
「何処に行く?」
「家に送ってくれる?」
「ん。じゃあ琴の部屋で」
へっ?
今、コイツは『琴の部屋で』って言ったわよね。
「な、なんで冬真を私の部屋に入れなきゃいけないのよ?」
「なんでってつれないなぁ」
いや、当たり前なことでしょうが。
「私、今一人暮らしなのよ」
「知ってる」
「……」
それで私の城に入ろうなんて図々しい。
「琴の部屋が駄目なら俺の部屋でいい?」
「はぁ?冬真の部屋って…あんたの家は」
私の実家と同じ鎌倉でしょうが。