プラチナブロンドに愛されて!!
「あの時さ」
「……」
「琴言ったよな」
「……」
「男に守ってもらいたいって」
「あ、う、うん」
いつまでも泣き虫冬真のままでいたら女の子を守ることも出来ないって。
「だから俺はイギリスに行った」
「……」
「琴を守れる男になる為に。あの時に琴に待ってて言ったよな。 守れる男になるからって」
「へ、へっ?」
確かに『強い男になるから待ってて』って言ってたけど。
「琴、あの時に応援してる。待ってるって」
「……」
確かに言ったわよ。
冬真の一人立ちを応援するって。
「待ってるってのは俺の帰って来るのを待ってるって意味で、それはつまり俺と結婚してくれるって」
へ、へっ?
「ち、ちょっと待って!」