プラチナブロンドに愛されて!!
なにか大きな勘違いがあるような…
「だから俺はあの時に琴ん家から家に帰ってイギリスに行くって。帰ってくるまで琴が待っててくれる。帰ったら琴と結婚するって祖父ちゃん達に宣言して」
「う、嘘!」
「祖父ちゃん達も賛成してくれて」
「……」
な、なんで賛成するんですか?
あ、冬真をイギリスに行かせる為か。
本気に受け取ったわけじゃなく。
うん、百歩譲ってそれは許そう。
子どものことだから大人になったら忘れると思ってただろうし。
でも!
なぜ!
さっきあんな事を…
まさか冗談のつもり?
そ、そうよね。
お祖父ちゃん達、冗談好きだもんね。
私をからかったんだよね。
でもでも…
目の前のプラチナブロンドは冗談って感じじゃなく…
真剣な顔をしてる。
冬真は…マジで言ってんの?