プラチナブロンドに愛されて!!
「それどういう意味なの、冬真?」
「将兄」
「お兄ちゃん?」
まさか、お兄ちゃんが絡んでるの?
「ずっと将兄とメールのやり取りしてた」
「えっ?」
お兄ちゃんとメールのやり取り?
私、大学からこの春までお兄ちゃんと一緒に住んでたんだよ。
でも…全く知らない。
私のそんな顔を見て
「琴とももちろんやり取りしたかったけど、朝に言ったように絶対に琴に会いたくなる。帰りたくなる。でも琴を守る男にならないうちは帰れないから」
「……」
「でも…やっぱり琴のことは気になるから将兄に…絶対に琴には内緒でって」
「……」
こんなところは全く昔と変わってない。
可愛いと言うか、まるで仔犬みたいな。