プラチナブロンドに愛されて!!
「将貴君から琴ちゃんの情報を得ていたのか」
おじさんが呆れたように。
「将ちゃん、冬真を可愛がってくれてるから断れなかったんでしょう、きっと」
いや、あのお兄ちゃんのことだ。
絶対に面白がってる。
その証拠に冬真がここまで『結婚』と思い込んでるのはお兄ちゃんが煽ったに違いない。
「あの馬鹿兄貴」
「琴ちゃん?」
「琴?」
「冬真、ごめん。冬真が変な勘違いしたのはあの馬鹿兄貴がいらないことを吹き込んだからでしょう?冬真をからかって…冬真は真面目で素直な子なんだからお兄ちゃん面白がって」
「琴?」
「本当にごめん。後からちゃんと謝らせるか」
「ちょっと待てって!」
私の言葉を遮る。