プラチナブロンドに愛されて!!
「将兄に煽られた訳じゃないから。だいたい人に言われて結婚決めるか!それに『真面目で素直な子』だ?俺はいつまでも12のガキじゃねえし」
「……」
その膨れっ面は子どもにしか見えませんが。
「俺は本当にガキの頃から琴と結婚するって決めてたんだ。たかだか8年離れてたくらいで簡単に心変わりなんかしねえよ」
バンッ!
テーブルを叩く。
「琴」
あっ! 不覚にもキュンってしてしまった。
いやいや、これは冬真に対してじゃなく、まるで映画とか小説みたいな台詞だからだよ、うん。