プラチナブロンドに愛されて!!



「確かに冬真の早とちりだけど」

優雅にコーヒーを飲みながら

「でも玉砕するのはまだ早いわ。ねぇ、謙太郎さん」

「はっ?」

いきなり話しを振られた謙太郎おじさんは訳分からんって顔。

いや、謙太郎おじさんだけじゃなくお祖父ちゃんも先生も冬真も私も。

「琴ちゃん」

「はい?」

「琴ちゃん、彼氏…恋人いるの?」

「えっ?あ、あの~」

みんなの視線が今度は私に。

「琴ちゃん?」

「い、いません」

『いる』なんて嘘をつける状態ではない。

「そう」

弥生おばさんニッコリ笑い

「冬真よかったわね。今までは会えなかったけど今度は隣同士に住むんだし頑張りなさい」

「「「「「……」」」」」

「琴ちゃんに振り向いてもらえるように猛アタックしなさい」

「は、はい~?」

弥生おばさんは今なにをおっしゃいましたか?




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