プラチナブロンドに愛されて!!
第四章


ピンポーン

うん?

ピンポーン

今は朝の6時30分

こんな時間からインターホンを鳴らすのは…一人しかいない。

インターホンで応える前に

「何回も鳴らさなくても聞こえてるから」

ドアを開けると朝から爽やかな笑顔のイケメンが

「おはよう琴」

私の言葉なんか何処吹く風。

「こんな早くからどうしたの?」

「ん、朝飯食おうと思って」

「……」

なんで朝御飯?

「俺、今日が初出勤」

「うん」

知ってますが。

「だから、初めてだから琴と朝飯食いたい」

「はぁ?」

「ほら、初出勤とか入学とかの時って祝ってくれるもんだろ」

「……」

それは親がすることでしょうが。

私は冬真のママですか?

「明日からは仕事の都合で時間もバラバラだから琴と朝飯食うなんて出来なくなると思うんだよ。だから今日は」

「…分かった。入りなさい。お祝いしたげるから」

「本当!サンキュー」

ふぅ~

私もやっぱり冬真には甘いわ。



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