プラチナブロンドに愛されて!!



◇◇◇ ◇◇


「琴ちゃん」

「あれ、冬真どうしたの?もう退院したの?」

いきなり部屋のドアが開いたかと思うとリュックを背負った冬真が

「匿って」

「へっ?」

「僕、家出してきたんだ」

「家出って誰が」

「僕」

「…家出して此所に来たの?」

「うん」

お~い冬真、それ家出になってないし。

「琴ちゃん」

「とにかくリュック下ろしてジャンパー脱ぎなさい」

暖房効いてるから暑いでしょうが。

「うん」

素直にリュックを下ろしてジャンパーを脱ぎペタリと座る。

「なんか飲み物を持ってくるね」

「琴ちゃん、家に連絡しないでよ」

「連絡しなくてもバレてると思うけど」

「えっ?」

部屋を出て下のキッチンへ。




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