パレット~私と君との1440日~
「そんな、毎日書くことあんの?」
「書くことない日なんてたくさんあるよ。でも、そういう時は出来事じゃなくて違う事かくの」
「違う事??」
「うん。その日の感情や不安、人には言えない事とか」
今、龍斗はどんなことを思って私の話を聞いているんだろう?
どこか遠く見つめている横顔からは何も読み取れないや・・・
「でもね、私が日記を書き続けている1番の理由はね」
ダメだ・・・
私、龍斗の前だと何も隠せない。