パレット~私と君との1440日~




「・・・んぁ・・・っ」





どう呼吸していいか分からず、必死に口をあけた。




その時に自分の漏らした声にびっくりした。




それと同時に恥ずかしかった。




龍斗は、私が口を開けるのを待ってましたと言わんばかりに




舌を滑らせてきた。




それから逃げるように私も動かす。




でも結局つかまり、絡ませられる。




相変わらず、息の仕方が分からずに




シンと静まり返る部屋に私の吐息が響いた。
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