パレット~私と君との1440日~
もう限界・・・・。
激しく求めてくる彼の胸板を軽く叩く。
それに従うようにやっと唇が離れた。
さっきまでくっついていた2つの唇。
そこに繋がるように透明な糸がでた。
龍斗がすばやくそれを手で払う。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ」
今までしたことないキスに、息は上がりっぱなし。
酸素を取り込むのに必死だ。
同じことをしたはずなのに、龍斗は息が上がってない。
それがちょっぴり悔しかった。