Happy endは訪れない



もう今しかない

とか、内気なくせに思いきっちゃったあたし。





ちょっと小走りして君に近寄って

声をかけてみたの。





まだ学校に来たばっかりであたしの名前なんて知らなかった。




それでも、そこで自己紹介できたことが

ほんの15分君と歩けたことが

あたしには最高の幸せに思えたんだよ。







君の家に近づいて

「また明日ね」

なんて言った会話が宝物になった。
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