「1495日の初恋」
合格発表の日がやってきた。
発表は掲示。
同じ学校を受けた人たちと、まとまって発表を見に行く。
もちろん矢島くんも一緒だ。
しきりに「自信がない、自信がない」言っている。
「大丈夫だよ、きっと受かってるって。」
そういう私も緊張して、手がベタベタだ。
学校が見えてきた。
胸がドキドキする… 。
校門をくぐると目の前に黒山の人だかり。
私は一瞬立ち止まり、胸に手をあて深呼吸した。
隣をみれば、矢島くんも同じように深呼吸。
スー…
ハー…
…よし、行こう。