「1495日の初恋」




「一緒にいられなくて、結を守ってあげられなくて…ごめん。」

あの時の上原くんの言葉が頭をめぐる。




「さようなら。」


さようならってはっきり言われた。

それなのに、会いに行こうとしている私。



迷惑だよね…きっと。



気が進まない。




明日に迫った合宿。

何度も手が止まって、進まない準備。




元気にしているかな…。

あれから、上原くんがどうしているのかずっと気になっていた。



行きたいけど行きたくない。



会いたいけど怖い。





でも、やっぱり、顔が見たい。

やっぱり、会いたい。








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