「1495日の初恋」





気付いたら、もう12時を回っていた。
明日の集合は7時30分。



もう寝ないと、起きられないや…。

私は、上原くんとおそろいの万年筆を握りしめて、目を閉じた。



今の私には、上原くんと繋がるものは何もない。

あるのは、この万年筆と思い出だけ。




明日…会える…




万年筆をギュッと強く握りしめた。













< 206 / 388 >

この作品をシェア

pagetop