「1495日の初恋」




部屋に荷物を置いて、ホールに集合する。

この後の予定や明日の連絡。



憂鬱で、辛くて、本当はもう帰りたかった。

でも、2人の手前、そんなことは言えない。




お風呂と食事を終え、亜紀と宇佐見くんと3人で集まった。



「カズ、そっちはどうなのよ?」



「普通に楽しいですよ。二人も頑張っていたじゃない。」



「見てたの?」



「そりゃ見てますよ、亜紀の豪快な空振りとか。」



「一言多いんだっつーの、カズは!」



私は、そんな二人のやり取りを見て、ホッとした。

一日中緊張していたから、すごく疲れていた。






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