「1495日の初恋」





上原くんは部屋に戻っていった。






私は、しばらく椅子に座ってぼんやりと外を眺めていた。


ほんとうに、上原くんと一緒にいられる時がくるんだろうか…。



一緒にいたい、でも、そうなったら由里子さんは…。

上原くんのそばで楽しそうに笑っていた由里子さんの顔が、頭に浮かんでは消えていく。








複雑な思いが、胸の中で渦巻いていた。



















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