「1495日の初恋」

身代わり





朝は容赦なくやってきて、合宿2日目の練習が始まった。



昨日と同じように、男女別に分かれて練習をする。


寝不足でフラフラになりながらも、練習は楽しかった。





やっと休憩時間。

私たちは壁に寄りかかって、汗を拭きながら水分補給。



休憩時間になると、やってくるはずの宇佐見くんの姿が見えない。



「カズ、どこ行ったんだろうね。」



亜紀が、体育館をキョロキョロと見回す。

体育館にはいないみたいだ。



「ちょっと探してくるね。」



亜紀はそう言って、体育館を出ていった。












< 242 / 388 >

この作品をシェア

pagetop