「1495日の初恋」
うそっ…!!
見間違い?
ううん、本当だ。
メールは、上原くんからだった。
「これから家に帰る。駅に着くのは9時ごろになるから。」
思わず携帯を抱きしめる。
上原くんが帰ってくる!
上原くんに会える!
ああ、どうしよう…嬉しい…。
あれから、一人で、ずっと一人で待っていたんだよ…。
胸から離して、もう一度メールを読んだ。
消えてなくならないかと、受信画面にそっと触れる。
時計を見れば、もうすぐ8時になる。
急いで支度をして、駅に向かった。