「1495日の初恋」




ドキンと高鳴る鼓動。



「もう少し近くに行こう。」


宇佐見くんは自転車を止め、スタスタと歩いていく。

私も慌ててついていった。



上原くんと由里子さんの声が聞こえる距離まであと少し。



怖い…でも知りたい…。

上原くんが何を話しているのかを…。




見つからないように隠れながら、2人に近づいていった。



ドキドキする胸を押さえながら…。

















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