「1495日の初恋」
「じゃあ、ここでキスしてよ。」
「…そんなこと…できない。」
「してよ!なんでもするんでしょ?」
「…できない。」
「キスしてくれなきゃ、私…あの人のこと…めちゃくちゃにするから…。」
「結は…関係ないだろ?」
「関係あるよ!私から全部奪っていこうとしてるんだもん…絶対許さない…。」
「やめてくれよ、そんなこと。」
「じゃ、してくれるんだね…?」
しばらく黙っていた上原くんが、由里子さんに近づいていく。