「1495日の初恋」





「じゃあ、ここでキスしてよ。」



「…そんなこと…できない。」




「してよ!なんでもするんでしょ?」



「…できない。」



「キスしてくれなきゃ、私…あの人のこと…めちゃくちゃにするから…。」



「結は…関係ないだろ?」



「関係あるよ!私から全部奪っていこうとしてるんだもん…絶対許さない…。」



「やめてくれよ、そんなこと。」



「じゃ、してくれるんだね…?」




しばらく黙っていた上原くんが、由里子さんに近づいていく。






< 279 / 388 >

この作品をシェア

pagetop