「1495日の初恋」
私、上原くんから、どんなふうに見えているのかな…
顔も身体も自信なんてない。
私のどこがいいんだろう…
自分のいいところを探そうとしても、見つからない。
髪の泡を洗い流した。
鏡に映る自分の姿に、ため息が出る。
もっと、鼻が高くって、もっと、足が細くて…。
もっとこうだったらと、思うところばかり。
上原くんは誰が見てもステキな男の子だ。
私なんかとつりあわない気がする…。
今日、やっぱり嫌いになったとか…そんなこと言われたりするのかな…。
ああ…あんなに嬉しかったのに、何だか会うのが怖くなってきた…。