「1495日の初恋」




私、上原くんから、どんなふうに見えているのかな…

顔も身体も自信なんてない。



私のどこがいいんだろう…

自分のいいところを探そうとしても、見つからない。




髪の泡を洗い流した。


鏡に映る自分の姿に、ため息が出る。



もっと、鼻が高くって、もっと、足が細くて…。

もっとこうだったらと、思うところばかり。



上原くんは誰が見てもステキな男の子だ。

私なんかとつりあわない気がする…。



今日、やっぱり嫌いになったとか…そんなこと言われたりするのかな…。

ああ…あんなに嬉しかったのに、何だか会うのが怖くなってきた…。









< 289 / 388 >

この作品をシェア

pagetop