「1495日の初恋」
「俺、今まだ17だし、そういうこと言える歳じゃないってことはよくわかってるんだけど…この先もたぶん、結より好きなやつなんか現れるとは思えないんだ…だから…いつか…俺と…。」
そこまで言って、上原くんは、また一つ息を吐く。
「俺と…結婚しようってことだよ。」
・・・・・・・・。
「…えーーーーーっ!」
私は驚きすぎて、後ろに倒れそうになった。
「…ったく、えーーじゃないし。」
上原くんは笑いながら、そんな私を抱き寄せる。
「わかった?」
私は頷いた。
上原くんは、じゃあと言って、優しく私にキスをした。
「今のは誓いのキスだからな、忘れんなよ!」