「1495日の初恋」




家に帰って、ベッドにゴロンと寝ころんだ。

窓から吹き込む風が、カーテンをふわりと揺らす。



ハア…

大きく深呼吸をして、枕をぎゅっと抱きしめる。



私は今日、上原くんから大きな約束をもらった。


ずっと先の未来の約束。

今は一緒にいられなくても、きっと必ず私を迎えに来てくれるっていう約束。





次に会えるのは…いつなんだろう。

上原くんからもらったネックレスを、そっと握りしめる。




大好き。

ずっとずっとあなたが大好き。


私は、幸せな気持ちでいっぱいだった。






< 304 / 388 >

この作品をシェア

pagetop