「1495日の初恋」
結果、私たちは3人とも推薦で合格することができた。
宇佐見くんは学年トップクラスの成績だし、亜紀も成績は良かったから、受かって当然だと思った。
先生にも驚かれたのは私。
情熱だけで受かったんじゃないかと、みんなから言われた。
確かに…小論文と面接は本当に頑張った。
自分の気持ちを、懸命に伝えた。
どうしてもどうしても受かりたかったから。
上原くんや由里子さんみたいに、好きなことを一心に頑張る姿にとても憧れていた。
私も、自分の好きなことを貫いてみたかった。
これで、3人の進路は決まった。
4月からは、それぞれ別々の学校に通う。
私は東京に行く。
4月からは一人暮らしになる。