「1495日の初恋」
ゴールの後のその先に
卒業式。
私と亜紀は二人並んで校門を出た。
「卒業しちゃったね…。」
「うん…。」
二人で並んで歩きながら、3年間を振り返る。
「楽しかったね。」
「うん…。」
「結…元気でね。ずっと、友達だからね。一緒に、夢、叶えようね!」
亜紀は、目に涙をたくさん浮かべて、私に言った。
「うん、亜紀も、元気でね。また、会おうね。」
そう言って、二人で抱き合って泣いた。
こうして、私の高校生活も終わりを告げた。