「1495日の初恋」
「そうなんだ…よかった。」
「結…元気か?」
「うん。元気だよ。」
「結、なあ、結…?」
「ん?」
「なんでもない、ただ呼んだだけ。」
「ふふふ。」
「なんだよ、笑うなよ。」
「ううん、嬉しいの。名前、いっぱい呼んでくれるから。」
「名前?」
「好きになると、名前をいっぱい呼びたくなるって言ってたでしょう?」
「え?そんなこと言ったか、俺?」
「言ったよ、言った。」
「そっか…。」
「うん…あのさ…。」