私の初恋♡
進級
ー4月
今日は天気がとてもいい。太陽がでていて、春風が心地よい。桜の花びらが綺麗に舞い散る。

私は今正門に居る。正門の付近には新入生が沢山居る。そう今日は、虹空学園の入学式。私にとっては、進級だけど。

⁇「もね、おはよう‼」
後ろから声がした。振り返るとそこには
も「あっ、当麻。おはよう‼」
当麻が居た。

⁇「私達も」
⁇「居るよ‼」
も「え?美咲と彩花〜‼」
⁇「勿論、俺たちもな‼なっ、蓮‼」
⁇「あぁ」
当「おぅはよ‼」
も「皆、おはよ〜‼」
美「もう、クラスは何処か見た⁇」
も「ううん、まだだよ‼」
彩「じゃ、早く皆で見に行こう‼」
奏「あぁ、そうだな‼」

私達は皆でクラスが書かれている紙を見に行った。

も(姫川もね、姫川もねっと…あっ、あった‼ってえっ⁉)
当「あれっ、また皆一緒じゃねぇか⁉」
美「あっ、本当だね〜‼」
蓮「皆、今年もよろしく…」
当「あぁ、よろしく‼」
奏「それでは早速教室に行きますか‼」

私達は教室に向かった。私達のクラスは3組。教室に入ると騒がしかった。だが、しばらくすると先生が教室に入って来た。
先「並べ〜‼入学式だから体育館に移動しろ‼」

全員言われた通りに直ぐに並んだ。入学式はあっという間に終わった。終わると教室へ戻る。戻ると…

ざわざわ
先「はい、静かにしろ‼」
一瞬で静かになった。

先「3組の担任、村瀬一磨だ。今年1年、よろしくな‼」
全「よろしくお願いしま〜す!」

「やったー!あのイケメンの村瀬先生だよ」「ラッキー‼」「超嬉しい」と皆口々に言っている。まぁ、喜ぶのも無理はない。村瀬先生は学校で1番と言っていい程、人気のある先生だから。

先「皆、進級おめでとう!今日から先輩になるな‼」
も(そうだ‼今日から先輩なんだっ‼なんか気分が違う)
先「今日は初日だから、そろそろ下校の時間だな‼皆明日から頑張るように」
全「はーい!」


当「もね、帰るぞ‼」
も「ま、待って‼」

美「何処に行く〜⁇」
奏「やっぱり、いつものカフェ?」
当「だなっ‼皆それでいいか?」
も「私はいいよ‼」
彩「私も!」
蓮「あぁ、俺もいいよ!」

という事で、私達は行きつけのカフェ『CLOVER〜クローバー〜』へ向かった。

カランカラン♪

店員「いらっしゃいませ‼」
彩「うわ〜イケメン‼」
と小声で言った。

店員「何名様でしょうか?」
当「6人で」
店員「6名様ですね。こちらへどうぞ!」

店員「こちらメニューになります。ご注文がお決まりでしたら、そちらのベルを押して下さい。それでは失礼します。」

彩「見た事無いけど新人さんかなぁ〜」
美「うん、そうかもね〜!」

メニューを見てみる。

奏「俺決めた〜‼」
蓮「俺も」
も「私も!」
美「私達も決まったよ〜♪」
奏「あとは当麻だけ…」
も「当麻決まった?」
当「う〜ん、まだ!」
も「どれで悩んでるの?」
当「このフルーツパフェか期間限定紅苺パフェか…」
も「じゃぁ、期間限定だから紅苺パフェ頼んだら?」
当「あぁ、そっか…」

当麻は昔から決断力が無く、注文するのにも時間がかかる。

当「よし、決めた!」
奏「やっとかよ…」
蓮「ベル押すぞ‼」

ピンポーン♪
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
奏「抹茶パフェ、紅苺ケーキ、ダブルベリーパフェ、アイスミルクティー、苺たっぷりショートケーキ、アイスレモンティー、オリジナル紅桜ケーキ、カフェオレ、期間限定紅苺パフェ、以上です」

店員「では、確認します。抹茶パフェ…以上の9品でよろしかったでしょうか?」
全「はい‼」
店員「それでは少々お待ち下さい」

美「楽しみだね♡」
も「うん‼」
奏「それにしても、まさかまた全員同じクラスになるとはな」
彩「だよねー‼」
も「勿論、凄く嬉しいんだけどびっくりした‼」
当「そう言えば、今日の入学式でさ…」

皆で雑談しているうちに、注文したものが運ばれて来た。

店員「お待たせしました」
奏「来た来た‼」
彩「わぁ〜‼美味しそう‼」
店員「それでは失礼します。」

全員「いただきます‼」

全員一口パクリと食べる。

全員「美味し〜‼」
美「もね、パフェ少しちょうだい‼」
も「いいよ!」

美咲の口にパフェを運ぶと美咲は大きな口を開けて食べた。

美「おぃひぃ〜‼」
も「美咲ってば、食べながら言わないでよ〜‼何を言っているかわからないよw」
美「はい、お返し♪」
も「ありがとっ」

パクッ

も「うん、美味しい♡」
美「でしょ?」
彩「このお店のは全部美味しいよね〜」
蓮「うん、美味しい‼」

奏「当麻くれってば〜‼」
当「嫌だって言ってんだろ⁉」
奏「当麻のケチッ‼」

奏はちょっとすねたように言った。

当「っと…もう、わかったよ‼ほら、やるよ‼」
奏「マジ⁉やったー‼」

パクッ

奏「うま〜い‼‼」
当「だろっ⁉」
奏「俺、パテシエになろうかなー⁉」
彩「ちょっ、奏本気で言ってんの⁉ww」
蓮「奏、冗談でも辞めておけ。お前は雑だから無理だ‼」
も「ぷはははっ‼」

私は思わず笑ってしまった。

奏「何で笑ってんだよ⁉」
も「蓮の言う通りだなって」
奏「何だと⁉」
当「俺もそう思うww」
奏「当麻まで…⁉はぁ…」
美「何?落ち込んでんの⁉」
奏「はっ⁉何で俺が⁉」

と強がる奏。そんな奏を見ていたら私はまた、笑ってしまった。

奏「皆、食べ終わったな⁉終わったならさっさと帰るぞ‼」
当「はいはいwww」

私達はお会計を済ませお店の外へ出た。

美「じゃぁ、今日はこれくらいにしておこうか⁇」
も「うん、そうだね」
奏「んじゃぁ、俺こっちだから‼」
彩「あっ、私も‼」
も「奏、彩花バイバイ‼」
彩「バイバ〜イ‼」

彩花と奏は方向が違うから別れた。

当「俺達も行こう」
も「うん‼」
美「それにしても、蓮の突っ込みは最高だったよw」
蓮「えっ、そうか⁉」
も「うん、面白かった」
当「突っ込んだ時、ナイス突っ込み‼とか思ってた」

と雑談しなが歩いていた。

美「じゃぁ、私と蓮はこっちだから‼」
も「あっ、うん‼」
当「じゃぁなっ‼蓮‼」
蓮「あぁ、じゃぁな当麻、もね」
美「バイバ〜イ‼」
も「バイバイ」

私と当麻は美咲と蓮と別れた。

当「もね行くぞっ‼」
も「うん‼」

私と当麻の家は一軒家で隣の家。だから登下校はいつも一緒。

も「今日は楽しかったね♪」
当「おう‼」

話していると
あっという間に家に着いた。

も「当麻、また明日ね」
当「うん、じゃぁな」
も「バイバイ」

私達はそれぞれ自分の家に入った。


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