お前は、俺を好きになる!!


走ってはしってついたところは…人混みのなか…

「幸谷ー大毅ーどこー!!」

怖い…怖いダメ来ないで…いや…やだ…助けて…

「汐菜!」

この声は…

「幸谷」

「勝手にあっちこっちいきやがって!泣くなよ」

私は、安心したのかなきはじめてしまった…

「怖かったよ~グズッ前みたいに誰かにグズッ」

私は、過去にも迷子で大変なことになったことがあった…

「よしよし落ち着こうジュースいるか?」

「オレンジジュースがいい」

こういう幸谷は好きだ…落ち着く…

「ほらあそこで飲もうぜ」

「うん」

座ったのは人混みから少し離れたベンチ

「大丈夫か?落ち着いた?」

「大丈夫…ごめんなさい…」

ほんとに小さい頃から幸谷には迷惑ばっかりかけてきたな…同い年なのにお兄ちゃんみたいな感じで落ち着く…

「謝んな!今回は大毅が悪い!もっと早くに見つけられなくてごめん」

大毅…悪いことしたな…嫌いではないんだよ…けどねまだ心の準備ができてなかったから…たぶん一生準備なんてできないと思うけど…

「大毅は?」

「今頑張って汐菜探してるよさっきほんとに反省してたから許してやってくれよあいつも焦ったんじゃないか?」

焦る?なにに?

「何に焦るの?」

「分かんないのかよwwけどそのうちわかるよ俺も今回は焦ったわww負けてらんねーなww」

そのとき少し幸谷の顔が近づいた…

チュッ

優しく触れるキス…さっきみたいに無理矢理じゃなくてやさしい水飴が入ってないのに甘いキス…

「ごめんな俺も焦ってるからww」

「急にしないでよ!!ビックリするじゃん!」

けどさっきみたいにはならなかった…

「これから大毅に内緒で秘密の場所いこうぜww」

幸谷が変なこと考えてるよwwけど今大毅に会うのは複雑かも…幸谷も頭がいいからきっと気を使ってくれてるんだと思う…

「いいよ」

「よし行くぞ!時間がねえかんなww」

走ろうとする幸谷を追いかけようとすると

ガッ

「汐菜ちゃんだ~!お祭りに来てたんだね!僕も誘ってくれればよかったのに!幸谷とデート?」

そこにいたのは半分忘れ去られてる←あの人だったww…
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