微熱37℃
人見知リ
「…美味しそう」
目の前には旅館で出て来そうな……イヤ此処は本物の旅館なのだが…
それくらい目の前には美味しそうな料理が並べられている。
それともう一つ。
「あ!雅人さぁーん!
遅いっす。腹減りましたー」
「もう食べていいですかー」
テレビを見ていた目線をこちらに移し雅人さんに喋りかける二人。
てか、誰だろー?
雅人さん達の息子さん?
あれ?でも〝雅人さん〟て呼んでいたような…?
「二人はね、此処で働いて貰っている子達なの」
あ、そう言われれば雅人さんと似たような格好をしている。
「アラ?その子は誰っすかー?」