微熱37℃
ギューっと雅人さんはヒロキさんに抱き着いた。
『…苦しい』とヒロキさんは雅人さんの腕の中で言っている。
「拓真君?明日からサクヤちゃんも拓真君達と同じ学校だから」
『サクヤちゃんのことよろしくね』と笑顔の千さん。
「まじっ?学年違うけど俺達もいるから!
てか明日一緒に行こうぜ」
それは助かる。
まだよく学校の場所とかわかってないし。
『うん』と二つ返事でヨウイチさんに返した。
拓真さんは相変わらず
何も言わずご飯を口に
運んでいる。
忘れよう。
今日から私の新しい
生活が始まるのだから。