微熱37℃





「…お、おはよ、ございます」



少し遠慮ガチにヒロキさんに向かって頭をペコッと下げる。



「…はよ」



挨拶を交わすとお互い黙り込んでしまった。


正直、ヒロキさんは自分から喋るような人じゃないからちょっぴり苦手…。


…私もあんまり自分から喋るような子じゃないし。



「…それ」


え?


「…その制服前の?」


制服?


「…あ、はい!まだこっちの制服届いて無くて…」


「…そ」



気、を…使ってくれたのかな?



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