微熱37℃





「おな…」



同い年…ぃ?



「うん」


「さ…詐欺だぁ!?」



私がそう言うと『あ゙?』っと軽く睨まれた。


だって…てっきり私より年上だと思ってたし…。



「だから〝さん〟付けとかしなくていいから」


「あ…はい」



っと返事をしてみたものの、何て呼べば…



「紘喜」


「え」


「…紘喜でいいから」


真っ直ぐでブラックホールみたいな真っ黒な瞳(メ)が真っ直ぐ私を直視してて…吸い込まれるかと思った…。



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