House
家に帰っても、まだ今日の事を思い出していた。
佳君はシェアハウスで暮らしている。
シェアハウスって言う事は、何らかの事情で家を出て来た人達が集まる場所なのではないかと私は思う。
そんな所に佳君が居るって事は、きっと何かあるんだろうな。
『…ってか、こいつが隠してるだけか』
佳君は、私に隠し事を…
なんだか悲しくなってきた。
それより、もう一つ大切な事がある。
佳君の押入れに入っていた、不思議な物体…。
あれは、あの人が言うに、人型ロボットらしい。
なぜ、そんな物が佳君の押入れに!?
その疑問が、今の私の考えでは1番重要だった。
とりあえず、明日佳君が学校に来る事を願って布団にもぐった。