サクセスラブを この手に
最上階のカフェテリアは巨大だった。

窓越しからの見晴らしもよかったけれど

社員が多い分、騒然とした中での食事だった。

すごくにぎやかで、だだっ広い居酒屋に来たような騒ぎだった。

ほとんどの社員が私服でラフだった。

もちろん中にはスーツ姿の人もたくさんいた。

ラフな服装が多い中で

私は黒のスーツ姿でカウンターに並んだ時に目立った。

背中に無数の視線を感じないではいられなかった。

それほど皆が気楽に声をかけてきた。

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